名古屋市中区伏見駅すぐにある骨盤ストレッチ整体ｂの木原です。
今回、当店でもお悩みの方が多い「腰痛」についてお伝えしていきます。
腰は文字通り”体の要”です。立つ、歩く、座る、横になるなど、日常生活のほとんどの場面で使われています。
ですので、姿勢の悪い方が支障をきたす部位の上位にくるのが腰になります。
腰痛の現状
厚生労働省が平成28年に行った「国民生活基礎調査」によると、病気やケガ等による自覚症状の有無についての質問で、男性の自覚症状の第一位は「腰痛」、女性では第一位が「肩こり」それに次いで、第二位が「腰痛」と発表されています。さらに、別の調査では日本人に4人に1人に相当する、約2800万人に腰痛の自覚症状があると言われています。日本人はいかに腰痛で悩んでいる人が多いのかが分かりますね。
腰痛のきっかけ
当店で腰痛がお悩みのお客様にきっかけを聞くと、「仕事で長時間座っていて」、「子どもを抱っこしようとして」など明確に分かる方もいれば、「特に何か特別なことをしていないけど痛い」という方もいらっしゃいます。腰に負荷をかけることが腰痛の原因になりますが、腰痛の原因は1つだけではありません。姿勢や動作によって腰にかかる負担も異なります。腰に悪い姿勢とは、体の一か所に負担がかかり続ける姿勢です。座り続けることも重労働です。そして、もっとも腰に負担がかかるのが前かがみの姿勢です。いくつか理由はありますが、簡単に言えば、体が斜めに傾くことで５kgもある頭を含めた状態を腰だけで支えなけらばならないからです。
腰に負担がかかりやすいこと
・前かがみを繰り返すことが多い
・足を組む
・悪い姿勢(猫背)で長時間立つ、座る
・ヒールをよく履く
・運動不足
・ベッドが柔らかすぎる
・片足の足に体重を乗せて立っていることが多い
この中に当てはまるものがある方は、日常的に腰に負担をかけ、腰痛にきっかけになっている可能性があります。
腰痛が特定できる腰痛・できない腰痛
原因が特定できる腰痛を「特異性腰痛症」、特定できない腰痛を「非特異性腰痛症」といいます。病院にかかると、おもにレントゲンやMRIなどによる検査を行います。さらに造影剤を使って、血流や神経の障害を調べる検査を行うこともあります。しかし、検査によって腰痛の原因を特定できるのは２割弱といわれています。あくまで画像検査での診断ができないだけであって、どの部位に異常があるかは視診、触診で診ることができます。日本の腰痛患者の約８割が原因不明ということは、画像検査ではわからない筋肉や関節の不具合があり腰痛を感じている人がほとんどということです。
産後腰痛
出産後に腰痛を訴える女性も極めて多いです。女性は出産のため、赤ちゃんがでてきやすいように関節をゆるめる「リラキシン」というホルモンが分泌され、そのおかげで骨盤が開き、スムーズに出産ができるようになっています。しかし、一度ゆるんだ骨盤は、その周囲の筋肉もダメージを受けているので、元に戻りづらくなり、そのために多くの方が産後腰痛に悩んでいます。出産後は特に骨盤のズレを整えること、正しい位置に戻すことが重要です。産後2ヶ月から6ヶ月くらいの骨盤の回復期が骨盤のゆがみをリセットするチャンス。骨盤周りの靭帯や筋肉がゆるんでいるときに、ゆがみを整えれば正しい位置に戻せます。また女性は産後だけでなく、生涯にわたり骨盤のゆがみに気をつける必要があります。
その理由は2つ。1つはリラキシンというホルモンは出産に限らず月経時にも分泌されるからです。2つめは男性と女性とでは骨盤の形状が異なります。簡単にお伝えすると、男性の骨盤は細くて深い形状、女性は広くて浅い形状です。そのため、男性に比べて骨盤底筋群に障害を受けやすいからです。
特に産後骨盤矯正で大切なこと・生活習慣
・柔らかいソファーに腰を沈み込ませるように座らない(腸腰筋に負担がかかる)
・イスの背もたれに、もたれかからない(仙腸関節に負担がかかる)
・かたいところに寝ない(仙腸関節に負担がかかる)
・ドスドス歩かない(仙腸関節に負担がかかる)
・横座り、ペタンコ座りをしない(股関節がねじれる)
・左右どちらかに体重をかけて立たない(仙腸関節や中殿筋に負担がかかる)
・授乳のときに前かがみにならない(骨盤のゆがみが戻りにくくなる)
・やみくもに自己流で腹筋トレーニングはしない(腹圧が高まり尿もれの原因や、腰を痛める可能性)
骨盤ストレッチ整体bの矯正メニューとEMS
当店で腰痛の方に特におすすめのメニュー
・猫背矯正
・骨盤矯正
・EMS
猫背矯正は骨格の中でも上半身のゆがみを整え、主に背骨や肩甲骨のゆがみを整え、正しい姿勢に導きます。骨盤矯正は体の土台となる骨盤の左右のゆがみやねじれを見たうえで、筋肉にピンポイントに刺激を入れゆるめていくことで改善に導いていきます。
EMSは姿勢維持に必要なインナーマッスルに刺激を入れることができ、もともと医療用に腰痛改善のためにできたものです。そして、一人一人に合わせてストレッチ指導やメニュー提案、食事指導までしておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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参考文献
厚生労働省 平成28年国民生活基礎調査
中村哲也 腰痛消滅 一生痛まない腰になるたった一つの習慣 自由国民社 2019年11月
