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2022.04.30

骨盤や股関節の歪みが気になるなら、骨盤ストレッチ整体bがおすすめ♪

【目次機能】

それは股関節や骨盤は身体の中心にあり、上半身と下半身をつなぐ重要な役割を担い、運動や健康的な生活の核となる部位だからです。

股関節と骨盤は密接な関係にあり、両者は切っても切れない関係です。股関節や骨盤の症状を改善することが、身体を健康にするといっても過言ではありません。

【股関節と骨盤に求められる機能】

股関節や骨盤は、わたしたちの生活においてどのような役割を果たしているのでしょうか。

関節には。それぞれの部位や形に応じた役割があります。

▶︎股関節に求められる日常生活の活動機能

 

①無痛であること

②支持できている(安定している)こと

③動くこと

上記3つがとても重要な機能です。これらは単独で存在しているのではなく、互いに強く関連しています。痛みがなければ動かすことも、しっかり支持することもできますが、痛みがあると動かせず、不安定になることもあります。①、②、③の機能は正の連鎖が起こることもあれば、負の連鎖が起こることもあり、運命共同体ということになります。

▶︎骨盤に求められる役割

骨盤には大きく2つの役割があります。

①上半身と下半身をつなぐ

②内臓を保護する

上半身の動きは、骨盤を介して下半身に伝わり、逆に下半身の動きを上半身に伝えるのも骨盤の役割です。骨盤は上半身と下半身のつなぎ役になっており、骨盤が機能していなければ動作全体が不安定になります。姿勢や動作が安定するためには骨盤が必要不可欠なのです。

また、骨盤内には直腸や泌尿器の一部、生殖器があり、外的な刺激から保護するという大切な役割もあります。

骨盤編

【骨盤の形と構造】

骨盤の場所を知らない方はいないと思います。骨盤の形もなんとなくイメージはできるのではないでしょうか。でも骨盤が一つの骨ではないことを知っている人は少ないかもしれません。骨盤は「寛骨、仙骨、尾骨」の3つが合わさったものです。寛骨とは両サイドを構成する、蝶々の羽のような骨です。実はこの寛骨も、元々は一つの骨ではなく、「腸骨、坐骨、恥骨」という骨が成長の過程でくっついていいるのです。くっついているので、動くことはありません。

▶︎男性と女性の骨盤は同じではない

骨盤はすり鉢のような形をしていて、その空間に直腸や泌尿器、生殖器などが収められています。男性の骨盤は細くて深い形、女性の骨盤は妊娠や出産に適応するために広くて浅い形をしています。

股関節編

【股関節ってどんな関節?】

股関節はどんな動きができるのか、構造を知れば股関節の動きが理解しやすくなります。

▶︎関節はどのように分類されるのか

関節には凹凸の法則というルールがあります。一方が凹の形をしていて、他方が凸の形をしているということが多いです。

股関節の場合は、骨盤が凹、大腿骨が凸に当たり、骨盤と大腿骨の凹凸で構成される単関節です。単関節とは2つの骨からなる関節のことです。

▶︎股関節はどのように動くのか

これは「いくつの運動軸を持っているか」と言い換えることができます。例えば、人体の他の関節で例えると、指の第一関節と第二関節は曲げるか伸ばすしかできないので、これらの関節の運動軸は一つです。

では股関節で考えてみましょう。股関節は凹側である骨盤がお餅をつく臼のような形をしていて、そこにボールのように丸い凸側の大腿骨がはまり込む形をしていることから、臼状関節(うすじょうかんせつ)に分類されます。臼状になっている股関節は、前後方向に動かすことができ、開いたり閉じたりもできます。そして股関節はもう一つ、太ももを内や外に向ける「ねじれ」の動作もできます。このように、3つ以上の運動軸を持つ多軸関節として分類されます。

【股関節の動き】

▶︎股関節の6つの運動方向

股関節は動く方向が決まっています。みなさんは、動きの方向について考えたことはありますか?股関節は、前章でお伝えした通り多軸関節でかなり自由に動くことができます。

◯股関節が動く方向

・屈曲→(曲の字から)股関節を前に曲げていくこと

・伸展→(伸の字から)股関節を後ろに伸ばすこと

・外転→脚を外に開くこと

・内転→脚を打ちに閉じること

・外旋→(太ももの前面が)外に向くように捻ること

・内旋→(太ももの前面が)内に向くように捻ること

ポイントは、太ももの前面でみること。膝の向きで見ると、膝を曲げた状態ではイメージしにくくなる)

股関節はこの6つの方向に動きますが、日常で単純に1つの運動だけをすることはほとんどありません。例えばお風呂で浴槽をまたぐときは「屈曲しながら外転」します。2つ以上の動作を同時に行うことを複合運動と呼びます。私たちの日常せいかつで考えると、股関節では複合運動が連続して起こっているのです。

【股関節・骨盤と、基本姿勢】

▶︎ヒトの体重の中心は骨盤の中にあり

みなさんは、自分の重心がどこにあると感じますか?ヒトの重心は、骨盤内の仙骨の少し前にあります。もちろん個人差や、成長過程の子供は重心が高くなります。

股関節や骨盤に痛みを抱える方の治療を考える際、姿勢や歩行はとても重要なポイントになります。皆さんも、自分の重心がどのあたりにあるのか、意識してみましょう。

▶︎骨盤のゆがみの正体は?

テレビや雑誌では「骨盤のゆがみ」について取り上げられることがあります。それは、骨盤が身体の中心にあり、骨盤の障害は全身に影響を及ぼすというのが大きな理由かもしれません。

ヒトの身体のゆがみは、悪い姿勢の習慣や、繰り返される動作による左右の筋肉のバランスの崩れから起こります。実はほとんどの場合、骨盤自体はゆがみが起こることはありません。

骨盤のゆがみの正体は骨盤周囲の体幹や下肢が歪むことによって、骨盤の位置が変わり、見かけ上ゆがんで見えることなのです。

▶︎歪みが起こると身体はどうなる?

まず考えられるのは、筋肉が過度に緊張して本来の力を発揮できなくなるということ。これは骨盤周囲や股関節の筋肉の留まらず、首や肩など全身の筋肉にも影響します。また、神経の通り道を圧迫して痛みを発生させたり、血液の循環を悪くして機能を低下させたりします。

▶︎片脚立ちで股関節にかかる負担は体重の◯倍?!

街中で見かけることもある片脚立ち、実は股関節への負担が増大します。ヒトの体で一番重いのは体幹と呼ばれる胴体の部分で、全体重の約48%を占めています。そして2番目に重いのが脚です。両脚となると、体重の約35%にもなります。そして股関節には、股関節より上部にある頭、胴体、両腕の重みがかかります。両脚が35%とすると、その分を引いた65%の半分ずつが股関節にかかるということになります。もちろん個人差もあります。

では、片脚立ちになると股関節の負担は?答えはなんと体重の3倍となります。

「体重以上に負担がかかるのは変だな」と思う方もいるかもしれません。

例えば、左脚を挙げると、

・挙げた左脚の重みが右の股関節に加わります。

・脚の支えがなくなった左脚骨盤が左に傾かないように、右側の股関節周囲の筋肉が左側を引っ張ろうとします。このとき右股関節を押し付けるように働きます。

この両方の力が右股関節の負担になり、体重60kgの方であれば200kg近い負担が片方の股関節にかかることになります。

日常生活にはそんな場面がたくさんあります。

これを知ると、股関節に過度な負担がかかることは避けたいですよね。今一度、普段の動作を考えて見直してみましょう!

【身体のイメージを正しく持つ】

身体のイメージを頭の中にインプットすることが、目指すべき姿勢や歩行に近づくためのポイントです。みなさんは、自分が立っている姿勢をじっくり見たことはありますか?ここで言う「見る」というのは、ただ見るのではなくて特徴をとらえながら観察するという意味の「観る」です。

自分の姿勢や歩行を鏡で確認し、頭の中あるイメージとすり合わせることによって、正しい身体のイメージが作り上げられます。このイメージと身体を観てすり合わせの繰り返しで理想の姿勢に近づけましょう!

当サロンでは、各種矯正メニューのご案内をしています。身体の歪みにつながる筋肉の緊張がある方は、とてもおすすめです。もちろん、見た目の歪みだけでなく、肩こり・首こり・頭痛などにお悩みがある方にもおすすめです。痛みのない身体、理想のボディラインを目指して一緒に頑張りましょう♪

また、食事改善やファスティングのサポートも行っております♪

スタッフ一同、お待ちしております!

 

【参考文献】

國津 秀治著『よくわかる股関節・骨盤の動きとしくみ : 「動き」と「痛み」のメカニズムを図解で学ぶ! : 身体機能の核心』