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2022.01.31

︎体に現れるさまざまな症状の根本原因はどこから?

気になるその症状の原因は?

●下半身のたるみが気になってきた
●足が疲れやすくなっている、疲れが取れない
●腰痛がなかなか良くならない
●身体の冷えやむくみが気になる
●首や肩のこり、頭痛が続いている
●無気力でやる気が出ない

こんな症状でお悩みの方、いませんか?
もしかしたらこれは、足の指をうまく使えていないことに原因があるかもしれません。

実は、体の不調のサインは足指の状態に現れていることが非常に多のです。不調に悩まされている方は、もしかしたら間違った足指の使い方をしているのかもしれません。痛みのない健康なカラダになれる第一歩目は、足指にあるのかもしれません。
みなさんが自分の足指に目を向けて、関心を持ってもらうキッカケになれば幸いです。

本投稿は『「足指の力」体の不調がスッと消える3分つま先立ち体操』をもとにしております。

足指の使い方が明日からの未来を左右する

皆さんは、自分の足指に自信がありますか?普段歩いているとき、足指をしっかり使って歩いていますか?

足指は普段、靴や靴下に覆われて見えないので、他の人との違い気付きにくい箇所です。
しかし足指の使い方次第で、生涯寝たきりにならずに歩き続けられるかどうかが決まります。大袈裟だと思いますか?

体の不調が足指や足元の問題から始まることも少なくありません。

●地面から浮いてしまうほど足指が反り上がっている
●外反母趾で隣の足指に交差するほど変形している
●足の裏にタコやウオノメが硬く肥厚している
●扁平足である

年齢を重ねると誰でもこういう状態になりやすいかといえば、そうではありません。足指をしっかり使って、何歳なっても元気に歩いている方もいます。一方で、まだ10代、20代と若い世代の腰痛、慢性疲労、肩こり、睡眠障害などの症状を訴える方には、足指に問題を抱えていることが非常に多いです。

一度自分の足を確認してみてください。足指は浮いていませんか?5本の指をしっかり動かせますか。外反母趾やタコ、ウオノメになっていませんか?
もし足指の状態にこの「悪いサイン」が出ていれば、要注意です!!

ポイントは足指!不調を招きやすい2つのタイプ

歩く際の足指は、同じ二本足での歩行でも、人によって歩き方はいろんなタイプに分かれます。
その中でも特に体の不調に繋がりやすい2つのタイプがあります。

足指を地面から浮かせたまま歩いているタイプ

足裏の「外側」(小指側)にしか体重を乗せずに横振れしながら歩いているタイプ

確認してみよう

■浮き指タイプ(①タイプに当てはまる方)
体の重心が後方に傾いていて、「かかと重心」になっています。
歩くときに、片方の足のかかとを着いたあと、足指まで踏み込まず、すぐに反対側に足に体重移動している。

■外側重心タイプ(②タイプに当てはまる方)
かかとから接地し、足裏の外側に荷重するが親指で踏み込むところまでいかずに反対側の足に体重移動している。

正しい歩き方の流れ

⒈かかとから着く → ⒉足裏全体を地面につく → ⒊親指まで踏み込む → ⒋足指で後ろに蹴る

浮き指タイプは⒈だけで、その後の⒉・⒊・⒋が抜けてしまいます。
外側重心タイプは⒉まで行い、⒊・⒋が抜けてしまいます。

正しい順序で⒈から⒋までの歩行をすると、足の前側の筋肉と後ろ側の筋肉をバランス良く使うことができますが、上記の2タイプに当てはまる方の歩き方では足指で後ろにしっかりと蹴ることをしていないため、足を前に上げる筋肉は使いますが、後ろに蹴るために使う筋肉をほとんど使っていません。
足を動かす筋肉は、全身の筋肉と連動しています。歩行のしかたで使う筋肉と使わない筋肉のバランスが崩れると、全身のバランスが崩れ、重大な健康障害につながったり、骨格の歪みにつながってきます。

体のつながりを知ろう

体のあらゆる筋肉は互いに繋がって機能しています。これをアナトミートレイン(筋筋膜経線)といいます。全身をとりまく7つの筋肉のつながりがあり、そのなかでもとくに重要なのが前面ルート」「後面ルート」という2つのルートです。

■前面ルートのつながり
足の甲→すねの前面→太ももの前面→骨盤の前面→お腹→胸→首の前面

■後面ルートのつながり
足の裏→ふくらはぎ→太ももの後面→お尻→腰→背中→首の後面

足指まで踏み込んで、しっかり後ろに蹴り出すことができると、「後面ルート」の筋肉を使うようになります。

・ふくらはぎが使えるようになる

ふくらはぎの筋肉は、血液を心臓にかえすためのポンプとしての働きをします。足指をしっかり使って歩いていると、血流が良くなり、冷え性改善に効果的です。

・太もも後面〜お尻が引き締まる

縮みがちな股関節の前面が伸ばされて、正しい姿勢へと導いてくれます。

現代社会では、1日の大半を座ったままという方もかなり多いです。長時間座ることで、股関節は縮こまり、前面ルートの筋肉は緊張したままになってしまいます。一方で後面ルートの筋肉はほとんど使われないままとなれば、2つのルートのバランスが崩れてしまいます。
長時間座った状態でいることが多い方は、足指をしっかり使い、後面ルートの筋肉を使うよう心掛けましょう。

 

︎足指を使えないと現われる5つの兆候ピックアップ

体が思うように動かなかくなった?いえいえ、そんなことはありません。いくつになっても元気に歩行できる方もいます。最近○みなさんもチェックしてみてくださいね

⑴転倒しやすくなる

最近よくつまずく、なんてことはないですか?前述した正しい歩行の流れができていないと、踵だけで歩いたり、踵を地面に擦るように歩いているとことになります。足指で地面を蹴るのではなく、足を前に振り出すだけの歩行になっているかも?!

⑵歩くスピードが遅い、よく人に抜かれる

歩行スピードが遅くなってくるのは老化現象も関係しますが、誤った筋肉の使い方も原因のひとつです!
動物でたとえてみると、陸上でもっとも早く走るのはチーターです。最速で120kmものスピードを出します。チーターがこれほどまでに速く走れるのは、足の爪が常に出た状態になっていてスパイクシューズのような役割をしているからです。そのおかげで地面を後方に力強く蹴って進みます。私たち人間の体に当てはめると、その爪の役割とも言えるのが足指なのです。しっかり足指を使って歩く人と、使わずに踵で歩く人とでは当然歩行スピードは変わってきます!

⑶下肢静脈瘤ができやすくなる

下肢静脈瘤とは、血液が足の静脈内で停滞あるいは逆流して、こぶができたり浮き出てきたりする疾患のこと。
静脈内の血液には二酸化炭素や老廃物が多く含まれていて、その流れが悪くなることでむくみや重だるさ、冷えなどの症状が出やすくなります。
足指をしっかり使えていないと、ふくらはぎの筋肉が弱くなり、静脈の流れが悪くなっているかもしれません!

⑷足が太くなり、お尻が垂れる

足の太さが気になる方、O脚やお尻の形が気になる方は必見。足の指が反り上がって歩いてる方は、足の前面ルートばかり使っているので、前ももの筋肉が発達し、足の後面の筋肉をあまり使わないのお尻の筋肉が弱くなり垂れてきます。逆に言うと、しっかり足指を踏み込んで後ろに蹴るように歩いていると、足が細くなりお尻は引き締まってスタイル改善に繋がります!

⑸仰向けで寝られない

仰向けで寝ると腰が痛くなる方は足指の運動をしましょう。足の前面ルートの筋肉を使いすぎていて、いつもその筋肉が緊張した状態になっているため、骨盤が前に引っ張られて傾きます。いわゆる骨盤の前傾」という状態になります。体は無意識にバランスをとろうとして腰を反らせるような姿勢になり、これが「反り腰」につながります。

︎不調を治すために、足から変えていこう

歩行するときは足指を意識して歩くことが重要とお伝えしてきましたが、いきなり力強く歩行することができるわけではありません。足指も準備運動をして、しっかり使える状態になっていないとしっかり蹴ることは難しいです。
正しい歩行ができるように、足指の強化から行いましょう!

すぐ始められる!足指を広げるエクササイズ

足指が反り上がっている方は指と指の間が硬くなります。指どうしを離して刺激をすることで、足の安定にもつながり足指が使いやすくなります。また、血液循環も良くなります。冷え性改善、足のむくみ改善にも繋がりますので、ぜひお風呂上りやストレッチの時間に+αで試してみてくださいね。

おすすめの矯正メニュー

・骨盤矯正

腰周りの筋肉を調整するとともに、骨盤へとつながる下半身へアプローチします。

こんな方におすすめ:骨盤の歪み改善座り姿勢が長い腰痛など

・美脚矯正

足指の動きに関わる足首の調整や足底の筋肉をアプローチします

こんな方におすすめ:O脚改善下半身痩せむくみなど

 

当サロンでは、矯正メニューに加えて栄養学に基づいたお食事の指導をさせていただいております。

ダイエットはもちろん、内側から健康に綺麗になりたい方、一人一人のお客様のサポートをさせていただきます!

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参考文献

山田真,『「足指」の力 体の不調がスッと消える3分つま先立ち体操』,コスモ21,2021年4月12日